12月12日(火)
今日も何かしら甘いものが持ち込まれる。アメリカ人へのお礼としてのケーキだという。おいしくいただく。
しかしやはりアラブ人とのカルチャーギャップに驚くことは多い。今日も、「自分たちはアメリカに来るまで母親、きょうだい、妻以外の女性と話したことがなかった」という。学校も職場も基本的に別なのだ。彼らがアメリカに連れてきている高校生の男の子は、「父の仕事が終わっても、自分だけでもアメリカに残って共学の高校生活を楽しみたい」と言っているそうだ。
仕事の後は研修ツアー。まず訪れたのはサンアントニオ美術館だ。
先日のヒューストンもそうだが、どこにもエジプトの展示があって「栄えてたんだなあ」と同時に「いっぱい盗られたんだなあ…」という気持ちになる。
ここにもミイラ。
副葬品らしい。
広い部屋に集められたヘレニズム文化の彫像は圧巻だ。正直言ってびっくりしてしまった。だって全米で十何番目くらいの地方都市の美術館ですよ。
焼かれている豚。
American Madeと題されたアメリカ芸術の常設展も面白い。
こちらはラテンアメリカの展示。土地柄かこれも充実している。
テキサスにちなむ作品の展示も。ちょっと不気味なこれは庭に置かれたギリシャ彫刻。ちなみにiPhoneは顔認証した。
テキサス家具。
ヨーロッパの展示もある。これちょっと…その…アレじゃない?
なんとオセアニアの展示コーナーもある。大きく東西に分かれた西側は主にアジアを扱っており、4階部分がオセアニア。
牛を…焼くな! 西館3階は中国。
陶磁器もたくさん。
Edo PeriodのStacked Lunch Box(Bento)とのことだが、本当にその説明でいいのだろうか。特に「弁当」。ということで2階部分は日本・朝鮮・その他アジアである。
籠、なのだが、説明には(Norimono)と書いてある。
伊勢物語の屏風絵図。
印籠のお洒落なディスプレイの一例です。
仏壇。
これはちょっとワクワクしちゃうよな。
インド関連もここ。
美術館は1時間半ほどで切り上げ、本日のメインイベントに向かう…のだが、今日は遅くなったのでこのへんでおしまい。次回に続く。