アメリカ編~第46日目(前)

12月12日(火)

今日も何かしら甘いものが持ち込まれる。アメリカ人へのお礼としてのケーキだという。おいしくいただく。

しかしやはりアラブ人とのカルチャーギャップに驚くことは多い。今日も、「自分たちはアメリカに来るまで母親、きょうだい、妻以外の女性と話したことがなかった」という。学校も職場も基本的に別なのだ。彼らがアメリカに連れてきている高校生の男の子は、「父の仕事が終わっても、自分だけでもアメリカに残って共学の高校生活を楽しみたい」と言っているそうだ。

San Antonio Museum of Art

仕事の後は研修ツアー。まず訪れたのはサンアントニオ美術館だ。

先日のヒューストンもそうだが、どこにもエジプトの展示があって「栄えてたんだなあ」と同時に「いっぱい盗られたんだなあ…」という気持ちになる。

ここにもミイラ。

副葬品らしい。

ギリシャデスマスクとのことだが、朝青龍の寝顔って感じ。

広い部屋に集められたヘレニズム文化の彫像は圧巻だ。正直言ってびっくりしてしまった。だって全米で十何番目くらいの地方都市の美術館ですよ。

焼かれている豚。

American Madeと題されたアメリカ芸術の常設展も面白い。

こちらはラテンアメリカの展示。土地柄かこれも充実している。

テキサスにちなむ作品の展示も。ちょっと不気味なこれは庭に置かれたギリシャ彫刻。ちなみにiPhoneは顔認証した。

テキサス家具。

ヨーロッパの展示もある。これちょっと…その…アレじゃない?

なんとオセアニアの展示コーナーもある。大きく東西に分かれた西側は主にアジアを扱っており、4階部分がオセアニア

牛を…焼くな! 西館3階は中国。

陶磁器もたくさん。

Edo PeriodのStacked Lunch Box(Bento)とのことだが、本当にその説明でいいのだろうか。特に「弁当」。ということで2階部分は日本・朝鮮・その他アジアである。

籠、なのだが、説明には(Norimono)と書いてある。

伊勢物語の屏風絵図。

印籠のお洒落なディスプレイの一例です。

仏壇。

これはちょっとワクワクしちゃうよな。

インド関連もここ。

美術館は1時間半ほどで切り上げ、本日のメインイベントに向かう…のだが、今日は遅くなったのでこのへんでおしまい。次回に続く。