アメリカ編〜第8日目

こちらに来て1週間が経った。なんというか、未だに休みの時間に何をしていいのか、何をするべきなのか分からない。

家族がいれば家族が最優先だが何もできないし、仕事(としての勉強)も今のところ何もできない。結果1日の大半をスマホを見てゴロゴロ過ごすことになる。iPhoneが「今週の利用時間は1日平均12時間です」と言ってきてドン引きしてしまった。

食事も荒れている。なんだか最近、バーキンのワッパーが小さく見えてきた。

日本では…いや、TwitterのTLではゴジラ-1.0の話題で持ちきりである。こちらでも11月末には公開になり、サン・アントニオの映画館でもすぐに観られるようだ。しかし躊躇なく踏みまくってるネタバレを見るに、こちらでの評判はどうだろうか?

本当に下着の替えがなくなってきたので、ホテルから歩いて5分ちょっとのコインランドリーへ行く。道すがら、何もないと思っていた周辺に食料品店や酒屋、メキシカンレストランがあるのを見つけた。あんまり新しい感じではないが、そこそこクルマは出入りしている。あんまり身の危険は感じないが、寂れた雰囲気が漂う。

クォーターを使って洗剤を買い、洗濯機を回す。本を読んで待ち、乾燥機にかける。と、黒人男性が話しかけてきた。

「このあたりで子供たちにフットボールを教えたりボランティア活動をしている。このチョコレートを寄付として買ってくれないか。塩味が効いて美味しいよ」

先日の自称ホームレスもそうだが、日本国内だったら絶対無視するようなのについ払ってしまう。2ドル。

夕方から職場の交流イベントとして、地元のお祭り(ネイティブアメリカンのお祭りらしい)に行くつもりだったのだが、集合時間を間違えて参加し損ねる。セブンでチューハイ的なやつとドリトスを買って部屋で飲む。8%あるデカいやつだ。あまりにも非生産的な日にがっかりしながら眠りについた。