育休日記18日目・田舎のショッピングモールに出会いはあるか?

午前中に父に会いにきた保険外交員の方から、大津市瀬田のフォレオ大津一里山という商業施設に、通過する新幹線を見られる場所が設けてあると聞いて、早速午後から長男と二人で出かける。昼食直後に車で出かけると、移動しながら昼寝もさせられてちょうどよい。

小さめのイオンモールといった感じで、平日の昼間だからか空いていた。大きめの書店が入っていたり、無料のキッズスペースや有料のプレイランドがあるのもよい。

最近の商業施設で定番の、子供を乗せられるカートの最終進化形というべきキャラくるカートがあるのはいいのだが、ここでは100円を入れるチェーンで止められている。運悪く財布には50円玉と500円玉しかない。自販機はこういう時に見つからず、ドラッグストアでペットボトルの飲み物とのど飴を買う。408円。しまった。あわてて千円札と十円玉を出す。何とか1枚の100円玉を手に入れた。しかし運悪く、チェーンの最後尾に繋がっているのはディズニーのカート。トーマスもアンパンマンもあるのに…不満の残る長男を乗せて2階へ上がる。

「新幹線展望テラス」は確かに悪くない。線路より高くから、通り過ぎる新幹線をそれなりの近さで見ることができる。新幹線の通過時刻表があるような話だったがそれはなく、ドクターイエローの通過時間と走行予想日が張り出されていた。これはこれで有用だが、残念ながら今日は来ないようだ。数分に1回、時に目の前ですれ違う新幹線を何度か見送ってから、妻に言われた買い物をする。

残念ながら探しているものはなかった。長男にせがまれて無料キッズスペース(クッションで囲まれているだけ)で走り回らせていると、同じような年齢の女の子が近寄ってきた。目がクリクリして、顔が小さくて可愛い。片や長男は頭でっかち、ばっちり一重である。この歳だから可愛らしく見えるが…。女の子はお母さんに「ぎゅーしてきていい?」と聞くと、うちの長男を追いかけまわし、最後にはみごと抱き合っていた。最初は戸惑っていたうちの長男もすぐに打ち解けていたが、乱暴しないかヒヤヒヤする。お母さんによるとやはり長男と同年齢だった。

帰りにトーマスのカートがあるのを見てしまい、再度長男の機嫌が悪くなる。急ぐ理由もないので、本屋で少し買い物をして、100円玉2枚を駆使してチェーンに繋がれたカートの順番を入れ替え、トーマスをなんとか引き出した。長男はご満悦である。ここのところこれといってイベントもなかったから、久しぶりに楽しい日にしてやれたのだろう。