アメリカ編~第33日目

11月29日(水)。

今日も仕事の後に英会話レッスン。

「一般のアメリカ人とここの職場の人は違うじゃないですか。海外の人と触れ合う機会も多い。私が会ったアメリカ人同僚3人はみんなドナルド・トランプを支持していない」「あら?私はトランプが好きよ」(そういやこの人は言ってなかった)と言われてしまう。謝るしかなかったが、「私はずっと共和党支持だから。そもそもは父がそうだったから」とのことで、そういえば昔「政治的態度は家系で決まる」みたいな学説を学んだななどと。あれも基本的にはアメリカにおける研究だったはず。

「バイデンは年寄りすぎる。だから言うことがふらふらする」「私の世代で若い大統領といえばケネディ。でも彼はWomanizerだったね」(初めて聞く単語だが不思議と意味が分かる)「私が日本にいた時の大統領はクリントンだった。でもモニカ・ルインスキのことがあって…当時、英会話教室の日本の学生に言われたのよ。『私はクリントン大統領を信頼できません、不倫していたから』って。それを聞いて吹き出しちゃった。アメリカ大統領なんてみんな不倫してるにきまってるじゃない。あれはつまり政局よ」「僕は当時中学生でしたよ。あのニュースはあまりにも…(刺激的という言葉が出てこない)…エキサイティングでしたね、いや違う、エキサイティングじゃないです」。

その後、車を飛ばして映画館に来た。もちろんGodzilla minus oneを見るためである。

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日本の感覚からすると不思議だが、12月1日全米ロードショーなのに11月29日からかかっている。夕方5時半からが最初の回。

映画館は大きいが、駐車場にはほとんど車が止まっておらず、

上映20分前でも全然人が来ない。ただ、これはそもそも映画館に人がいない。映画大国アメリカとはいえ、平日に映画館に行く人は少ないのだろう。日本だってそうだが新作の封切となればもっと人がいる気がする。これはつまり、よほど気合の入ったマニアでなければいわゆる「ネタバレ」も気にしないし(そりゃ約1か月前に日本で封切られているからな)、大多数の人は週末になって「さて、どれを見ようかな」となるのだろう。

IMAXでもない普通の上映だがスクリーンはでかい。結局開始時までに10人ほどが入ってきて開始。

結論としてはすんなり楽しめた。この日見に来ていたほかのアメリカ人の反応はよくわからなかったが(トイレで小便器が隣になったAmerican Otakuに話しかけたら「面白かったよ」とは言っていた)、意外と好評なようで、一ゴジラオタクとしてはほっと一安心である。