アメリカ編~第53日目

12月19日(火)

今日もアメリカ人同僚とポリティカルセンシティブな話を楽しむ。彼女は職場の性的少数者担当のカウンセラーを務めており、仕事の最中にもたびたび言及する。彼女いわく、いわゆる性的マイノリティの中でもゲイやレズビアンのトランスフォビア(トランス嫌い)が問題を複雑にしている、とのこと。私も先日の中央省庁でのトイレ使用をめぐる最高裁判決を説明し、「日本でも性差別に反対するはずの女性たちがトランスフォビアになっている」と述べたりした。また、「米国政治は日本と違ってダイナミズムがあってうらやましく思ってきたが、最近の米国議会の混乱を見てそうでもないな…と思っている」と述べると、彼女は「自分は権力の分立が侵されているのが問題だと思う。つまり行政府が議会に介入し、議会が司法に介入している」とのこと。これで司法がトランプの出馬を阻んだりしたらじゃんけん状態だな…

また、昨日ちらっと言っていた「趣味」の話もたっぷりしてくれた。下は彼女が参加したカリフォルニアでのMedieval fightのイベント。

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「ロールプレイ(役になりきること)をするの?」と聞いたら「私はそんなにしない」とのことだが、「私はこの戦いに王国の傭兵として参加した…」とか言い出すから十分してると思う。

動画を見ればわかる通り、槍も使われている。彼女は首のあたりを槍で突かれて兜を吹っ飛ばされたことがあるそうだ。(物理的に)危ない趣味である。兜は特注で髑髏を象っており、約45万円で重さは7kgもあるとか。

部屋に置いてある棒を使って、「どう殴れば効果的か」という説明もしてくれた。音が怖い。

仕事の後、10人ほどで「シーワールド」に行った。海をモチーフにしたテーマパークというかんじで、シャチのショーやペンギン、ウミガメの展示もある。数年ぶりに絶叫マシーンに乗りまくって楽しんだ。

乗り物に乗って盛大に水に突っ込むやつ。最前列でしっかり濡れた。

ジェットコースター。

癒しのペンギン。

ジェットコースターその2。「Steel Eel」(鉄のウナギ)である。なんで?

その2は結構高い。

ショー。DJ風に音楽をかけてステージの周りで子供たちが踊っており、アメリカ人のパーティー文化はこうやって育まれるのだな…と思った次第。

スウィング。いちばん怖いやつ。

園内はクリスマス一色。

夕食はチキンバーガー。帰りの車では、アルジェリア人から「俺は日本を構成している4つの島も知ってる、ドラゴンボールZNARUTOも知ってる、なのにお前はアルジェリアの何を知ってるんだ」と謎の詰めが発生していた。ごめんって言ってるじゃん、夜の運転中にややこしい言いがかりをつけてくるな!