1月11日(木)
導入教育終わり。
よく言われるように、アメリカ式の授業では黙っているのはよくない。質問されたときはもとより、積極的に講師の言ってることに反応したり割って入る方が、こちらとしても理解が進む。うまく言えなくて聞き返されるのが一番つらいが。
夕方からは夕食会。ノーフォークのダウンタウンへ。銃犯罪も珍しくない地区と高級住宅街が道路一本で隔てられているような話を聞く。
今夜は米国外から来てる組とスポンサー及び勤務先の偉い人たちとの会食だ。先日NASAのビジターセンターを案内してくれた私のスポンサーは所用で来られないとのことで、自分のテーブルは勤務先のNo.2と親会社のNo.2となった。親会社のNo.2はMs.の代わりにAmbassadorと呼ばれていた。あんまりプロトコルには詳しくないのだが、退役将官がその後もAdmiralやGeneralと呼ばれるように、大使経験者はずっとAmbassadorと呼ばれるのだろう。ちなみにWikipedia調べたらページがあった。
さて、そういう偉い人を相手に2時間話題を持たせなければならなかった。それも英語で、だ。とはいえ、外国人だから多少は許されるだろう。
・この近くにマッカーサー記念館あるよね、という話題では「陸軍士官学校校長の時にお母さんと一緒に住んでたとかドン引きですよね」などと他国の英雄的軍人を嘲弄(あんな立派な建物で大統領気取りかよ、との同意のコメントをいただいた)
・「アメリカの二大政党制って昔はいいなーって思ってたけど最近の色々を見ると全然羨ましくないです(笑)」などと他国の政治を愚弄(具体的に何を心配してるの、と聞かれたが、この大使トランプ政権下で任命されてるんだよなと思い、「トランプ・カミングバックです」とは言えなかった)
・「いろいろ国際関係や戦略理論を勉強しましたが、上司が話を聞いてくれないことも多いんですよね」などと上司を愚弄
するなどしていた。こういう時に話術を駆使してコネクションを作れる人が出世するんだろうな、などと思いつつ、お食事と会話を楽しみました。これもまたお仕事。