育休日記10〜12日目

昔は出産から1週間くらいは入院させてくれた…と義母は言うが、今は帝王切開でも5泊らしい。少しお願いして6泊させてもらい、7日目の朝に退院することとなった。

長男を両親に預け、新生児用アタッチメントを付けた車で京都に向かう。義母と一緒に30分あまり受付で待った。長男もそうだが、子供といると予定通り行動することが難しい。おむつを変えるとか、着替えさせるとか、授乳とか、すべてに時間がかかる。慣性が大きいとでも言うべきか。

エレベーターで、妻と次男が看護師さんに連れられて降りてきた。次男は生まれた直後は少し目を開けてくれたが、今は起きていても閉じたままのことがほとんどだ。記念写真を撮って、そのまま妻が信頼している助産師さんのところに連れて行った。こじんまりとした産院だが、妻の安心感が一番大事だろう。あと出てくる食事が体に良さそうで美味しい。妻と次男はここで2泊することになっている。

実家に帰ると長男は機嫌良さそうに過ごしていた。本を読み聞かせする。鉄道に関する本を新しく1冊買っておいたのだが、微妙に古いらしく新幹線はN700A九州新幹線の話題までしか載っていなかった。

翌日は両親と長男を連れて妻のいる産院へ行く。長男はおおよそ1週間ぶりに母親に会ったようだが、照れくさそうにしていた。照れくさいという感情は何歳からどのように生まれるものなのだろう。

わたしも妻も新生児の沐浴のやり方をあまり覚えていないので教えてもらうことになったが、空気で膨らませる浴槽にお湯を張って床に置いた途端、長男が止める間も無く片足を突っ込んでしまった。まだまだ信頼してはいけない。

前日に次男の名前を(ようやく)決めたので、区役所に出生届を出しに行こうとしたら、母子手帳をコンビニのコピー機に忘れてしまい、時間がかかりすぎるのでまた後日となってしまった。相変わらず私はそそっかしい。

帰りは妻と離れた途端、長男が大泣きしてやや大変だった。夜もやはり泣いてしまう。ある程度予想したことではあったが、悪いことをしてしまったという気持ちが残った。

翌日は節分。昼間は少し外で遊ばせ、夜は私が鬼のお面を被った。子供に豆を食べさせると誤飲などの事故があるということで、豆まきならぬボーロまきをした。鬼のお面は可愛らしい絵柄だったのだが、私の演技がややホラー寄りだったため、なまはげもかくやという勢いで長男に怖がられてしまった。